プロローグ

Chicago in 1962

2013.01.02 Wednesday 00:00

この記事はhttp://sound.jp/firebird/history.htmからの引用と多少の補足をこちらで入れています。当時の状況を面白く伝えてます。


テッド⇒テッド・マッカーティ当時ギブソン社長

部下「社長、ここはわが社も生産工程を見直し、デタッチャブルネックのギターを・・・」

テッド「バカもん!わが社は伝統ある楽器製造業だぞ。ラジオ屋のネジ止めギターの真似などまかりならん。わが社の顧客はあんなものは欲しがらん。70年の伝統を汚す気か!」

部下「しかしVもかなり気合を入れたんですが、あの通りでしたし…。なんでもセールス部門からの報告では、ラジオ屋のジャズマスターのカスタムフィニッシュが西海岸の若者に人気だとか」

テッド「色なんてものはすぐにでも採用できる。それに我々の顧客であるジャズプレイヤーもあの音色では満足しまい。だが若者の指示を受けることも大切だ。どうしても色ものが必要ならSGに採用するのは構わないだろう。しかし我々の膝元である自動車産業からヒントを得るとはな。敵ながら大したアイデアだ」

部下「はい、早速デュポンの担当者を呼んで検討します」
※デュポン-アメリカ合衆国の化学会社。自動車の塗料等を製造している wikipedia

テッド「うむ、問題は本質的なニューモデルだ。モダニスティックの売りものは材とデザインだけだったし、SGもハードウェアには大きな進化がない。我々は職人の集まりだ。いかにカラーリングをしようとも仕上げはラッカーにこだわろう。」

テッド「顧客がラジオ屋のPUのようにブライトな音を望むなら、その音をノイズのないハムバッキング構造で提供するべきだ。もっと重要なことはネジ止めには出せない楽器本来の音色が欲しいところだ…そうだ、逆に前から暖めていたネックスルーボディを世に送り出してみたらどうだろうか」

部下「売れてるラジオ屋のギターとは全く逆じゃないですか。そんなものが…」

テッド「こんなときこそ発想の転換が必要だ。当社の持つ伝統的な技術に裏打ちされたものが」

部下「社長、でも先日もそう言ってリンバウッドを結構仕入れたじゃないですか」

テッド「うるさい!『朝令暮改は君子のたしなみ』この変わり身の早さが経営者には大切なんだ。しかしカスタムカラーを採用すると画期的なネックスルーボディ構造がわかりにくくなるなあ」

部下「折角のメイプルトップをゴールドに塗ってしまったレスポールでの苦い経験もありますしね。」

テッド「それも禁句だ!ところで今どきの若者の興味の対象はいったい何かね」

部下「そうですねえ、音楽の他にはファッションとかクルマとか…」

テッド「そうか!ではいっそのことデザインもクルマ屋に任せてみたらどうだろう。せっかく塗料の件を検討するなら、デトロイトに行ってデュポンの担当者から腕利きのデザイナーを紹介してもらってくれ。」

テッド「ニューモデルには若者の心をとらえるデザインが必要だ。クルマも最近は夢のない小型車にシフトしてきている。きっと新たな分野で腕を奮いたいと思っているデザイナーはいるはずだ。伝統に裏付けられた革新的な技術とデザイン、それにわが社の将来をかけようじゃないか」

<以上は話の流れをわかりやすくするためのフィクションです>


引用はここまでです。

Firebird Blog
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ギターのファイヤーバード(Firebird、Gibson,epiphone,その他コピーモデル)についての歴史やスペック等を調べ、まとめています。

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